2007年10月25日

株式って何だろう

会社が経営を行い、利益を追求するには「元手」(株式)が必要ですね。

例えば、工場を建設したり商品を仕入れたりするには「資金」が必要ですが、
この「資金」(元手)を多くの人に出資してもらい、その証拠に「株式」を発
行します。企業側からすれば、「株式」は経営資金を調達する為の手段ですが
、出資者側からすると「株式」とは出資の証拠であり、いつでも好きな時に売
却できる権利でもあるわけです。それではこれから詳しく株式について勉強し
ていきましょう。


 ◆ 株と株式会社

「株式会社」は読んで字のごとく株式を発行して「資金を調達」し、それを元
手に製造・営業活動を行う会社のことをいいます。そこで、株式会社の発展し
てきた歴史をたどって見ますと理解が深まると思います。

中世ヨーロッパで地中海貿易が盛んだった頃に遡りますが、船を仕立てて交易
用の商品を運搬する時、船主(船を操り嵐や海賊の危険を背負って航海する人)
と出資者(自分は船に乗り込むことはしないが、交易品等の買い付け費用の一
部を賄う人)に役割が分担されるようになりました。

前者(船主)は自分が実際に船を操り航海するので、嵐や海賊に遭遇した場合
「命」の保証はありません。このことを「無限責任」といいます。

後者(出資者)はたとえ航海中に嵐や海賊に遭遇して積荷を無くしたとしても、
出資した交易品の対価だけの損失で、自分の命までなくす心配のない人です。
このことを「有限責任」といいます。

この出資形態は「無限責任社員」と「有限責任社員」という2種類の出資責任の
範囲が区別できるようになった最初の形態といえます。現在この出資形態は「合
資会社」ということになります。

更に時代が進みますと、有限責任社員だけで会社の運営を行う企業形態があらわ
れます。その良い例に、オランダの「東インド会社」がありますが、この会社の
出資形態が株式会社の原型と言われています。

株式会社に出資すると、「貴方は私の会社の出資者ですよ」という証書が発行さ
れます。これを「株式」(株券)といい、このように出資した人を「株主」とい
います。

※有限責任社員とは

ここでいう社員とは、私たちが良くつかう「会社員」という意味ではなく、「出
資者」という意味です。「有限責任社員」は出資の額を限度として有限の責任を
負う出資者という意味です。



「株式を買う」とは「株主になる」こと

もし貴方が株式を買ったら貴方は「株式」を買った会社の「株主」になったことになります。

株主には、「議決権」「利益配当請求権」「残余財産分配請求権」3つの権利が
あります。

貴方が株式を買って、名義書換の手続をするか保管振替制度を利用して株主の届
け出をしますと「株主名簿」に名前が記載され「株主」となります。

「株主」の身分は、買った(出資した)会社の所有者になることを意味していま
す。そうして、ある一定以上の株式を保有していれば「株主」としての色々な権
利が与えられます。

株主の権利としては、まず第1の権利は1株につき1票の「議決権」を持つこと
になります。株式会社では、毎決算後に株主総会が開催されますが、議題に対し
て賛否の投票をする権利があるわけです。

第2の権利は「利益配当請求権」です。貴方が株主であれば保有している株式数
にみあう配当金を受け取ることができる権利です。例えば、1万株を所有してい
て、一株の配当金が5円であれば、1万株×5円の配当金を受け取ることができ
るのです。

第3の権利は「残余財産分配請求権」です。あってはならない事ですが、企業で
ある以上営業活動が不調で倒産することもあります。その時は、債権者への支払
い等を差し引いた残りの財産を株数に応じて受け取ることができます。

当然、証券取引所で売買されている「株式」であれば、金融不安説などの情報は
マスコミ等でとりあげられるでしょうから、倒産前に売却して逃げることもでき
ます。



posted by ka-bu1 at 08:58| Comment(0) | TrackBack(0) | 日記 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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